“売れない”の正体は「誰も見ていない」だけだった


補助金でECサイトを作ってみたけれど、思うように売れない──というケースでよく見られる状況があります。

ECの支援をしていると、立ち上げ初期に必ずといっていいほど耳にするのが「商品が売れない」という声です。でも話を聞いて、アクセス数や流入元を確認してみると──ほとんどのケースで共通していることがあります。

それは、「そもそも誰も見に来ていない」ということです。

商品の写真を整えたり、ページを作り込んだりすることももちろん大切です。
でも、そもそも人がページに来ていなければ、その良さが伝わることもありません。

“売れない”の前に、“見られていない”という現実がある。ここを見落としてしまうと、どれだけ良い商品でも成果は出にくいのです。

まずは“見てもらう”ことから

これは楽天やYahoo!のようなモールECでも、自社ECでも共通して言える話です。
立ち上げ初期にやるべきは、まず「人を連れてくる仕組み」をつくること。
モールであれば、モール内の広告を活用するのが現実的です。

一方、自社ECであれば、その事業者が持っているInstagramやYouTubeといったメディアを活かすのも良い方法です。もしそうしたメディアがまだなければ、Meta広告などの外部広告を使って集客していく方法もあります。

「売れない」という悩みは、ページや商品の問題ではなく、まだ誰も見ていないだけということが本当によくあります。だからこそ、まずは“見てもらう”状態をつくることが最初の一歩です。

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