愛知県豊田市で創業し、長年にわたり味噌や漬物を作り続けてきた丸加醸造場様。地元ではおなじみの味として愛されてきましたが、近年は販路のオンライン化が急速に進み、ECへの対応が急務となっていました。
「ネット販売はやっているけれど、売上はごくわずか。どうやって伸ばしていけばいいのか分からない」
――そんな状態からのスタートでした。
課題は “伝統の味をオンラインでどう伝えるか” ということ
最大の課題は、商品の魅力がオンラインで十分に伝わっていないことでした。
自社サイトでは写真や説明文にこだわりが反映されておらず、ブランドの統一感も欠けている。ECサイト自体は作成済みでしたが、専任の担当者は不在で、運用はほぼ行われていない状態でした。
「地元の方は知っているけれど、全国のお客様にはまだ魅力が伝わっていない」
――そんなもどかしさを抱えていました。

支援のはじまり ― ブランド整理から商品撮影、広告改善まで
まず取り組んだのは、既存のお客様へのインタビュー。
「なぜ丸加の味噌を選び続けてくださっているのか?」を直接伺い、その答えから自分たちの本当の価値を再確認しました。この価値こそが、全国に向けて発信すべきブランドの軸になると確信。
そこから、ブランド整理・商品撮影・広告設計までを一貫して見直し、「作って終わり」ではなく、“改善しながら育てていくEC”という考え方で伴走をスタートしました。

具体的な施策
1. ブランド整理
インタビューで得たお客様の声をもとに、ブランドの核となる価値を言語化。「昔ながらの製法と味へのこだわり」「ほっとする味」を軸に、オンライン上でも一貫性のあるメッセージを発信できるよう整理しました。
2. 商品撮影
ブランドの価値をビジュアルでも伝えるため、プロカメラマンによる商品撮影を実施。自然光を活かし、味噌や漬物の色合い・質感が引き立つ構図を採用しました。調理例や食卓シーンも撮影し、暮らしの中で使う場面をイメージしやすくしました。
3. 商品ページ改善
写真とともに、説明文や見出しを全面的にリライト。
・こだわりポイントを簡潔に
・製法や原材料のストーリーを丁寧に
・購入を後押しするレビューや採用実績を掲載することで、購入率を高める構成にしました。
4. 広告運用と検証
サイト公開後すぐに、ミニマム予算のMeta広告を運用開始。
(※Meta広告=InstagramやFacebookなどSNSでの配信広告のこと。)
最初はターゲットを広く設定し、Metaの機械学習を活かしてデータ収集を実施。クリック率・CVR・商品別の反応データをもとに、広告クリエイティブと訴求内容を段階的に最適化しました。
初期段階からCVRが3%を超え、食品ジャンルとしては平均以上の成果。これまで「売れない理由が分からない」状態から、数字を根拠に改善できる体制へと変化しました。

ブランドの魅力が全国へ広がり始める
新たなブランドメッセージと統一感のあるビジュアルを備えた丸加醸造場のオンラインショップは、リニューアル直後から全国各地からの注文が少しずつ入りはじめました。
初めて本格的に取り組んだ広告運用でも、徐々に新規のお客様からのご注文が増え、レビューも寄せられるように。画面越しに届く「美味しかった」「また買いたい」という声が、これまで直接会うことのなかった全国のお客様との距離を縮めてくれました。
オンラインを通じて、これまで地元でしか味わえなかった発酵食を通じた“ほっとする美味しさ”が、遠く離れた地域のお客様の食卓にも並ぶようになりました。「もっと届けたい」という想いが、今、全国へと確かに広がりはじめています。
お客様の声|
丸加醸造場4代目社長 岩瀬浩司 様
もともと自社でもECサイト(ネットショップ)を運営してはいましたが、正直なところ「あるだけ」という状態で、月に数万円の注文が入る程度でした。そんな中で、ECを会社の柱のひとつに育てたいという思いがあり、EC運営支援を専門とするmakotobaさんにお願いすることになりました。
おかげさまで、今ではECの売上が伸びているだけでなく、SNSを通じてファンも増えてきて、着実に成長している実感があります。
ECサイトの制作や運営だけでなく、SNS活用まで丁寧にサポートしていただき、今では自社のEC事業部のような存在です。以前は「EC=商品を売る場所」というイメージしかありませんでしたが、今ではお客様の声を可視化し、ブランドや事業の方向性を見つけていく“マーケティングの場”でもあるという、新しい視点を持てるようになりました。
これからも、お客様に喜ばれる商品づくりを大切にしながら、前向きにチャレンジを続けていきたいと思います。
「数字で成果を出しながら、ブランドの想いも全国に届けたい――そんな事業者さまへ。
私たちが伴走し、売上とファンづくりを支援します。」