OEM製造を長年続けてきた洋菓子メーカー様。専門店へのOEMでは高い評価を得ていましたが、楽天市場への出店は形だけで、サイトは未完成、担当者も不在。
「もっと多くのお客様にこの味を届けたいのに、売上は月10万円程度…」
――そんな状況からのスタートでした。
課題は“魅力を届けきれていない”こと
最大の課題は、商品の魅力が楽天市場で十分に伝わっていないことでした。
出店はしていたものの、サイトデザインは未完成で、ブランドの世界観や商品の強みが反映されていない。担当者も不在で、更新や運用はほぼ止まっている状態でした。
「良い商品は作れているけれど、どうやってオンラインで魅力を伝えればいいのか分からない」
――そんなもどかしさを抱えていました。
支援のはじまり ― ヒアリングから商品ページ改善、広告運用まで
まず取り組んだのは、どのようなお店にしていきたいのかのヒアリング。併せて、商品の強みや独自のポイントを洗い出し、現状の楽天店舗における改善すべき箇所を特定しました。
そこから最初に着手したのは商品ページ改善。商品の魅力を最大限引き出すために、撮影と説明文の両面から見直し、ブランドの世界観が伝わるページへ刷新しました。
続いて、楽天内の広告運用やイベント対応を実施し、集客の強化にも着手しました。
具体的な施策
1. 商品ページ改善
既存ページは写真・説明文ともに魅力が十分に伝わらず、統一感も不足していました。商品の背景やストーリーを盛り込みつつ、視覚的にも訴求力のあるページへ全面リニューアルしました。
2. 商品撮影
洋菓子の質感や色合いを引き立てるため、自然光と構図を工夫した撮影を実施。シズル感のある断面カットや、贈答シーンを想起させるコーディネート写真を追加しました。
3. 楽天広告運用
楽天広告を設計し、キャンペーンやイベントと連動させることで露出を拡大。新規顧客獲得と売上向上の両面で効果を高めました。
4. イベント対応
楽天スーパーSALEやお買い物マラソンなどの主要イベントに合わせて、ギフト需要を意識した販促企画を実施。季節やシーンに合わせた商品提案が功を奏し、ギフト商品としての販売が大きく伸びました。

特別施策 ― 訳あり部位を人気商品へ
支援の過程で、OEM製造時に発生する「不良」とされる部位の存在が判明。形が不揃いなだけで味は全く問題がないこの部分は、通常は廃棄か安価で処分されていました。
「もったいない。この品質なら立派な商品になる」
――そう考え、パッケージ・商品名・販売ページを新たに設計。
お得感と高品質を同時にアピールする“訳ありスイーツ”として商品化しました。発売後、この商品は楽天市場スイーツジャンルでランキング1位を獲得。新たな収益の柱として成長しました。
一つの施策が変えた楽天ショップの未来
“訳ありスイーツ”のヒットは、単なる一時的な売上増にとどまりませんでした。味にご納得いただいたお客様が、正規品をギフトとして贈りたいと再びご利用くださるケースが増加。多くが継続的なリピーターへと成長しました。
リニューアル後の販売推移
※数値は概算であり、販売推移の傾向を示しています。
これまで低迷していた楽天ショップが、短期間で「売れる店舗」へと変貌。イベント時の売上も安定し、次なる新商品の開発や販路拡大の計画が動き出しています。