「全然売れないけど、とりあえず広告を回した方がいいですか?」
そんなご相談をよくいただきます。
でもこの段階では、実際に集客不足なのかを測るための数字すら取れていないケースが多いんです。
アクセス数もCVRも見ていない。
だから「売れない理由」が見えないまま、なんとなく広告に頼りたくなるんですね。
商品理解を優先する
私がまず行うのは、現状のヒアリングと数字の把握です(アクセス数・CVRなど)。これは当然の入口になります。
ただし、本当に優先するのは「商品の理解と言語化」です。
- 今どんな商品を売っているのか
- その商品の提供価値は何か
- 競合と比べて独自性はどこにあるのか
この3点をヒアリングして言語化していきます。
なぜなら、ここが曖昧なまま広告を回しても「誰に、何を、どう売るのか」が不明確なままだからです。結果と
て、広告費だけが出ていって成果につながらないことが多いのです。
例えば食品ECだと「美味しい」「安心安全」という表現はよく見かけます。
でもこれは、どのメーカーも言います。差別化にはなりません。
一方で、「毎日小ロットで仕込むから冷凍しても風味が落ちにくい」といった具体的な価値は、お客様の想像力を喚起します。こうした“その商品ならでは”の強みを言葉にできるかが、売上改善の第一歩になります。
広告は、その価値を届けるための手段にすぎません。
だからこそ、まずは商品の理解と言語化を優先するのです。
「売れないから広告を回す」のではなく、
「売れる理由をはっきりさせたうえで広告を使う」のが正しい順番です。
売上が伸びないとき、その原因は集客不足ではなく「商品理解不足」にあるケースが多いと感じています。
数字を確認し、商品の強みを整理し、それをお客様に伝わる形に落とし込む。
それができて初めて、広告や集客施策が意味を持つようになります。